2018年8月13日

NEDO、日立造船など、次世代浮体式 洋上風力発電が完成

 【北九州】新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と日立造船、丸紅などは10日、日本初の次世代浮体式洋上風力発電システムの実証機を北九州市内で報道向けに公開した。水深50メートルから100メートルの海域を対象に低コストの浮体式洋上風車の開発が主眼。日立造船堺工場で6月に完成した浮体構造物を常石鉄工若松スティール工場に移送し、風車の搭載がこのほど完了。実証機は今後、北九州市の沖合約15キロメートルの響灘洋上に向けて出港し9月をめどに実証運転を開始する予定。実証期間は2021年度まで。将来の量産も視野に入れており、量産されれば、鋼材需要の増加が期待できる。

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