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2004年06月15日
昭和電工の佐藤龍雄専務(アルミニウム事業部門長)は14日、就任後初の記者会見を行った。このなかで佐藤専務は、7月1日付で押出品事業部とアルミ機能材事業部を統合して「押出・機能材事業部」を発足させるとともに、「技術センター」を小山事業所内に新設し、事業価値の向上、技術開発力強化などを図る考えを強調。また、今下期中に「市場密着型の製造会社に徹するべく、製販一体態勢に移行したい」との方針だ。
神戸製鋼所は、自動車や海洋温度差発電向けのチタンを強化する。日本で唯一、溶解から最終製品まで手掛けるチタンの一貫生産メーカーという優位性を生かし、自動車用途では独自の合金開発を推進。海洋温度差発電では関連企業への資本参加などを通じて将来の事業規模の拡大に備える。
日鉱金属は14日、6月積み銅建値についてトン当たり1万円引き下げて34万円に改定すると発表した。今月9日に続く下方修正で、月間平均建値は、5900円安の34万6800円となった。先週末までの海外銅相場低迷を受けたもので、本年2月中旬以来の安値。