2004年05月17日
 日本軽金属(佐藤薫郷社長)は14日、急速な発展を遂げる中国の自動車市場に対応を図るため、従来から資本関係にある「深せん華加日2業有限公司」(中国・深せん市)と合弁で、自動車部品用アルミ押出材加工販売会社「華日軽金(深せん)有限公司」を4月20日付で設立したと発表した。投資額は約1億円(資本金含む)。

 来月から試験操業を始め、年内に出荷を開始する。各種自動車関連加工製品製造・販売目標として、初年度2万台、2010年までに累計100万台以上の達成を図っていく方針だ。

※深せんの「せん」はつちへんにかわ
 住友電工は14日、04年3月期通期業績を発表した。自動車関連およびエレクトロニクス関連事業の好調を受けて大幅な増益となり、最終損益256億3500万円と黒字転換を達成した。エレクトロニクス関連事業も営業利益を黒字化。情報通信やエンジニアリング関連は減収となったが、利益面では事業構造改善の効果を得て減益幅を抑えた。

 日鉱金属は14日、5月積み銅建値をトン当たり1万円引き上げて36万円に改定すると発表した。  前回は11日に引き下げたが、円安をテコに最短(中2営業日)で値戻した。月間平均建値は6700円高の35万8300円。